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シンポジウム「歴史が導く災害科学の新展開掘銃本の災害文化―」での報告終了しました

NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴんです。

7月21日に開催された東北大学災害科学国際研究所でのシンポジウムにおいて、

代表理事の西村慎太郎が「原子力災害被災地域の歴史継承の実践」を報告しました。

主に「もろたけじゃんぴん」プロジェクトに関するものです。

主催者・報告者・参加者の皆さま、たいへんお世話になりました。

当日配布致しましたレジュメの抜粋は以下の通りです。

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190721シンポジウム「歴史が導く災害科学の新展開掘歹本の災害文化−」
原子力災害被災地域の歴史継承の実践
西村 慎太郎

【要旨】
 本報告は人類史上未曽有の人災である福島第一原子力発電所事故周辺(帰還困難区域・
避難指示解除準備区域)の現状を確認した上で、報告者が関わっている当該地域における
歴史資料救出・保全の実践例、保全の先を目指した活動を述べる。事例として、福島県浪
江町請戸地区、双葉町(浪江町含む)両竹地区である。前者は旧避難指示解除準備区域で
現在は解除されているが、防災集団移転促進事業の地区、後者は避難指示解除準備区域で
復興祈念公園が建設予定である。
 それぞれの地区における歴史の継承を目指した報告者ならではの歴史実践を進めている
ところだが、原子力災害被災地域の歴史と記憶をどのように継承するかということの実践
であるが、まだ展開途中の事例でもあり、本報告はその作業過程を述べ、課題を提示して
みたい。

本報告の課題
・人類史上未曽有の人災である福島第一原子力発電所事故周辺(帰還困難区域・避難指示
解除準備区域)の現状
・当該地域における歴史資料救出・保全の実践例、保全の先を目指した活動

機福島第一原子力発電所周辺の現状
・2011年3月11日14時46分 マグニチュード9.0の地震発生
⇒19時18分 原子力緊急事態宣言発動(2019年7月21日現在も解除されていない)
・2011年3月12日15時36分 福島第一原子力発電所1号機建屋爆発

供当該地域における歴史資料保全の実践例 -浪江町請戸-
・浪江町東端の港町。近世における東廻り航路の寄港地の一つ
・近代以降は鰹漁と鰹節生産が盛ん
・東日本大震災の津波により、地区の全戸(約600戸)が全壊流出
・防災集団移転促進事業の地区のため住めない環境
⇒請戸区より大字誌の歴史編執筆を依頼(2018年『大字誌ふるさと請戸』刊行)
⇒執筆者:松下正和・泉田邦彦・天野真志・井上拓巳・西村慎太郎

掘当該地域における歴史資料保全の実践例 –双葉町両竹-
・古代:ペトログリフの稲荷迫古墳 / 隣の郡山村が郡衙 / 磨崖仏
・中世:中世城郭・当該地域の熊野信仰(熊野権現)の拠点
・明治の大合併で請戸村の一部に
・昭和の大合併で浪江町と双葉町に分離(浪江町両竹・双葉町両竹)
・2013年5月28日「避難指示解除準備区域」に設定
・震災復興祈念公園の建設予定
⇒クラウドファンディングによる資金調達

おわりに
・防災集団移転促進事業の地区・復興祈念公園、または中間貯蔵施設のために破壊される
地域の歴史と記憶をどのように継承するか
・クラウドファンディングという方法の是非
⇒新自由主義的発想の片棒を担いだことへの反省とともに文化行政の縮小を招く懸念
・一方で、「使えない文化財」の切り捨てを目指す文化財保護法改正は必ず日本の歴史と
文化に対して甚大なダメージを与える
⇒馬場憲一「地道に文化財保護行政に取り組んできた自治体を置き去りにした法改正」
⇒国家権力に頼らない小さな歴史資料保全の可能性



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朝日新聞クラウドファンディングA-port
「東日本大震災と原発事故で失われつつある
福島県双葉町両竹の歴史と文化を承継したい!」

https://a-port.asahi.com/projects/morotake-jumping/
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NPO法人 歴史資料継承機構じゃんぴん

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