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杉並区菅野家文書保存・調査活動成果報告

NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴんです。

9月17日に杉並区菅野家文書の保存・調査活動を行いました。

菅野家はもともと仙台藩の御典医を務めた家であり、

また、現御当主の祖母が幕府旗本・荻原家(400俵取)の末裔です。

そのため、菅野家伝来の歴史資料と荻原家伝来の歴史資料が遺されており、

当会でもこれまでに積極的に取り組んでいる、

「移動する文書たち」「移動する文化資源」に該当します。



状箱に収められ、また一部は風呂敷包みに一括されており、

今回の作業は、保管の都合上、付箋で番号を付与する方法をとりました。

目録作成は1〜37まで49点、写真撮影は、1・3〜6・14が終了致しました。

なお、今回の作業では現状記録を録らず、目録の備考で現状を表記致しました。

虫損などの劣化は少ないものの、簿冊の綴紐の欠損があったり、

仮綴によって本紙が寄れたり、皺になってしまっている資料の対応が必要です。



文書の内容では、次の3点が特徴的です。

第1に荻原家伝来の歴史資料。

荻原家は武田家遺臣であり、中世文書6点、延宝期の書付が1点仮貼りして遺されています。

この文書は八王子千人同心河野家文書に伝来した「申伝書」で写されたものと同一内容で、

『甲州古文書』所収の歴史資料に該当致します。

今後の検討が必要ですが、それらの原文書に当たるものであることは間違いないでしょう。

(村上直「横川重之氏所蔵文書申伝書」上・下、『多摩文化』6・7号)

また、旗本として、先祖書・親類書・系図などが確認できました。



第2に菅野家伝来の歴史資料。

点数は現段階で1点しかありませんでしたが、

仙台藩の御典医から江戸・東京に出て来た大森文平(菅野亘)の事績を記した由緒書あります。



第3に歩兵第二十六連隊として日露戦争に従軍した荻原新関係の歴史資料。

荻原新は、明治38年11月28日、日露戦争で大激戦となった二〇三高地で戦死しており、

旭川に入営してから旅順に至るまで実家に当てた書状、

戦死の報と戦死後の恩給などに関する資料がまとまって遺されていました。



作業は、今後も継続的に行ないたいと存じます。

最後に、菅野家の皆さまにたいへんお世話になりました。

まことにありがとうございます。





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NPO法人 歴史資料継承機構じゃんぴん

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