有造館ゼミナールで川村家文書保存・調査活動の成果報告を行いました。

NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴんです。

2月24日にアスト津研修室にて有造館ゼミナールが開催され、

西村慎太郎が「藩校・有造館と川村竹坡 ―東京都世田谷区川村家文書の世界―」を報告致しました。

当日は40名ほどの皆さまにお越し頂きました。

以下、レジュメの一部を抜粋致します。

お招き頂きました有造館ゼミナールの皆さまには心より御礼申し上げます。

------------------------------------------(レジュメ抜粋)

20170224有造館ゼミナール講演
藩校・有造館と川村竹坡 ―東京都世田谷区川村家文書の世界―

はじめに
・津藩藩校有造館とそれを取り巻く学問世界の紹介
・江戸時代最後の督学(有造館における校長)である川村竹坡の人と学問の紹介
・NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴんで保存・調査活動を行なった世田谷区
川村家文書の内容を紹介

機津藩藩校有造館の成立
1-1 有造館前史
・武士が通った学校、「藩校」とはなにか
・1700年代後半の津藩の財政悪化

1-2 有造館の成立
・9代目藩主・高嶷(たかさど)、10代目藩主・高兌(たかさわ)による学校
建設計画
・文政3年(1820)津城内に有造館設立 / 文政4年伊賀上野に崇広堂(しゅう
こうどう。現在はすうこうどう)
・初代督学・津阪東陽

1-3 有造館の学問
・督学:…添綸賤曄↓∪仞鄰泗僉↓斎藤拙堂、だ鄲蔀殱魁↓ヅ攬聱牙・斎
藤誠軒
・「古学」を軸としつつも総合的、折衷的な学問(思想史・教育史研究におい
ては「折衷学の傍流の折衷学」との評価)

供Ф畧ね造館最後の督学川村竹坡と川村家文書
2-1 津藩と川村家
・戦国武将・千種三郎左衛門の末裔
・父・閑斎尚盛 / 宝暦3年(1753)〜天保元年(1830)(78歳) / 安永6年津
藩郡方手代として仕える(25歳) / 立身出世して津藩地方支配のエキスパートに

2-2 川村竹坡の人と学問
・寛政9年(1797)〜明治8年(1875) / 尚迪(なおみち)
・17歳で津阪東陽や土井橘窓(聱牙の父)に学ぶ⇒上京して猪飼敬所・頼山陽に
学ぶ
・文政11年3月有造館講師加勢就任 / 安政6年(1859)6月19日督学就任
・幕末動乱の時代として「士風振起」「武道鍛成」を重点に置き藩の勤王的思想を牽引

掘Ю鄲鴫畔現颪寮こΑ 欒櫃閏粥
3-1 川村家文書保存・調査活動について
・世田谷区川村家文書の保存・調査活動:NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴん
活動と目標
NPO法人歴史資料継承機構(通称「じゃんぴん」)は歴史資料の永年にわたる保
存を行うために2006年から活動しております。取り扱う歴史資料は主に「古文
書」などと称される紙資料ですが、写真・布製品・民具などの保存も行っており
ます。近年、これらは「地域歴史遺産」と表現されているように、大切な、かけ
がえのない遺産です。その遺産を永く、広く伝えるため、私たちは具体的に4つ
のミッションを掲げています。
・保存:歴史資料が永年に保存されるよう、保存環境に適した保存処置
・提供:歴史資料を理解するためのツールを所蔵者や地域の方々へ提供
・普及:歴史資料の内容を広く理解するためウェブ・報告会・出版物の作成
・修復:歴史資料の劣化状況に応じた適切な修復と後継者の育成

3-2 津藩の人々とその掛け軸
・藤堂高克(たかかつ・たかよし):文化13年(1816)〜明治20年(1887)。久
居藩藤堂家の一族。字士儀、別名帰雲、法号常山。天保11年(1840)に家督を相
続し津藩番頭。第二次長州征伐では津藩総督として河内・摂津に3000名余が出兵。
帰国後、津藩家老就任。大政奉還後は藩主に代わって京都で新政府や諸藩に対す
る外交を担い、慶応3年(1867)12月26日には徳島・福岡・仙台・熊本藩など大藩
の家老とともに建白書を提出。
・津阪東陽: 宝暦7年(1757)〜文政8年(1825)。伊勢生まれ。字君裕、通称常
之進、名孝綽(たかひろ)。9代目津藩藩主・藤堂高嶷に招聘されて伊賀上野にて
教える。藩校有造館設立後、初代督学。主要著作は「聿修録(いっしゅうろく)」
「孝経発揮」「夜航詩話」。
・池田雲樵:文政8年(1825)〜明治19年(1886)。伊賀出身。名政敬、字公維、
別号半仙。斎藤拙堂に詩文を学ぶ。津藩御用絵師を務めた後、明治維新後は京都に
出て、京都画学校教授となる。
・宮崎青谷:文化8年(1811)〜慶応2年(1866)。名定憲、字子達、通称弥三郎。
津藩士。斎藤拙堂に学び、京都では猪飼敬所・頼山陽にも学ぶ。のちに有造館講官
就任。
・松岡環翠:文政元年(1818)〜明治20年(1887)。名光訓、字季慎、通称橘四郎、
別号蓮痴。津藩士。蓮画を得意とし、三重県総合博物館蔵「蓮図」が著名。

検Ю鄲鴫畔現颪寮こΑ 歟飼敬所書状−
4-1 猪飼敬所とは何者か
・宝暦11年(1761)3月22日〜弘化2年(1845)11月10日
・江戸時代後期の儒学者。名彦博(よしひろ)、字文卿、通称三郎右衛門・安治郎。
・父は糸商川喜多卯右衛門 / 養子先の「猪飼姓」を名乗る
・石門心学・手島堵庵 ⇒ 岩垣竜渓門人
・天保2年(1831)に藤堂高猷(たかゆき。11代藩主)に講義
・晩年は津に移住し、失明しつつも講義を行う(古義学)

4-2 猪飼敬所書状を読む
・川村竹坡宛猪飼敬所書状がおさめられた巻子
・一部はすでに『猪飼敬所先生書束集』の中で翻刻 / 戦前に川村家文書を調査したか
・学問的な内容とともに当時の上方の状況を伝えた思想史・文化史的に重要な資料
 ⇒大塩平八郎の乱に関する記事
【翻刻省略】

おわりに



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調布市地域文化講演会で「調布市内の古文書と歴史資料の保存」を報告しました

NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴんです。

2月5日(日)午後2時から調布市教育会館において、

代表理事・西村慎太郎が「調布市内の古文書と歴史資料の保存」を報告致しました。

内容は、現在の歴史資料が置かれている状況について、

指定文化財・未指定文化財、さらには民間所在の歴史資料の実例を述べ、

郷土史の重要性の再構築とじゃんぴんの活動を報告致しました。

当日は70名に及ぶ方々にお越し頂きました。

主催した調布史談会・調布市郷土博物館の皆さま、ありがとうございました。



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昭和のくらし博物館蔵資料保存・調査活動のお知らせ

NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴんです。

下記の通り「昭和のくらし博物館」で歴史資料の保存・調査活動を行ないます。

「昭和のくらし博物館」とは昭和期の民家を丸ごと公開している博物館です。

すでに戦後70年を迎えた2015年に集中的な整理作業を行いましたが、

さらに当会と協同で未整理となっている歴史資料の保存・調査を行いたいと思います。

昭和のくらし博物館ホームページ↓

http://www.showanokurashi.com/index.html



日時:2017年3月3日(金)午前10時〜午後4時30分

集合場所・時間:午前9時50分 東急池上線久が原駅改札

活動場所:大田区鵜の木特別出張所

 ※部分参加可。直接活動場所にお越し頂いても構いません。

募集人数:8名

作業内容:目録作成・保存処置・写真撮影

謝金:当会の内規による



ご参加頂ける方は当会までEメールで御連絡ください。

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南伊豆町渡辺家文書保存・調査活動成果報告

NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴんです。

1月20日・21日に南伊豆町渡辺家文書の保存・調査活動を行ないました。

今回はこれまで未着手でした石山経営関係の資料を多く含んだ箱8の目録作成を行いました。

今回の作業によって箱8-1〜115までの目録が終了致しました(計191点)。

内容は大正11年から昭和2年までの石材を東京に運んだ際の領収書でして、

近代の南伊豆における石材流通を検討する上で、非常に重要な資料といえます。

箱8は609まであるので、今後も目録作成・写真撮影・保存処置を続けたいと存じます。



当日の作業に当たっては茨城史料ネットの方々にもご参加頂きました。

また、南伊豆町教育委員会・町史編纂室には調査場所の御提供・御協力を頂きました。

心より御礼申し上げます。


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南伊豆町渡辺家文書保存・調査活動成果報告

NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴんです。

1月20日・21日に南伊豆町渡辺家文書の保存・調査活動を行ないました。

今回はこれまで未着手でした石山経営関係の資料を多く含んだ箱8の目録作成を行いました。

今回の作業によって箱8-1〜115までの目録が終了致しました(計191点)。

内容は大正11年から昭和2年までの石材を東京に運んだ際の領収書でして、

近代の南伊豆における石材流通を検討する上で、非常に重要な資料といえます。

箱8は609まであるので、今後も目録作成・写真撮影・保存処置を続けたいと存じます。



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また、南伊豆町教育委員会・町史編纂室には調査場所の御提供・御協力を頂きました。

心より御礼申し上げます。


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